カノバレのような「アイドルじゃなかったら他人が口出すようなことじゃないこと」ではない。
そして「推すことの本質」をこの物語を通して学べたような気がします。
🤩 あかりにとっての人生は、推すことしかない。 こんなことを言うのも非常のおこがましいんですがが、正直あかりの考えていることが1%も分からない、というわけではないです。 雑誌を探し歩いたのは久々である。
4推しのいる人もいない人も、このひりつくようなリアルに瞠目せよ。
何故推しを推してたのか。
😉 推しが頑張ってるから私も頑張れるとか、 推しの一言で何とか生きていける、とか。 「推し、燃ゆ」について作者である宇佐見さんはインタビューでこのように答えています。
10ピーターパンは私自身、幼少期に観たことがありました。
気付いていたのに、聞こえないふりをして、見ていないふりをしていたんだ。
SNSにも長けているし。
出来れば本で、手元に欲しかったのですがどうしても今すぐに読みたかった私はで購入。
🐲 今は、SNSでファン同士がつながったり、ブログでファン側から情報を発信したり、自分の「解釈」を広めたりすることもできる。 以前の世代に比べると自己愛が薄く、その一方自分の一部分を切り取りセルフブランディングすることは得意。 そんなある日、その「推し」がファンを殴って炎上したというニュースが飛び込んできて、、、というのがあらすじである。
20自分一人で乗り越えていける人も居ると思う ただ拠り所を一人の他人に設定してしまうと、それは永久が保証されないから 失った時にしんどいよね だから世間的によく言われるのは「人に依存せず自分自身で生きられるように」って言葉で これを読んだシゲ担が「とっちらかった日々に背骨を通してくれる存在のアイドルはめちゃめちゃ救いの存在だけど、それも所詮他人だし、やっぱそうまるっと上手いこといく救いの存在なんてなんにもない だから自分を削って上手くやっていくのが唯一の方法なんだけど、そう思うと辛い」と言ってて確かにー!となる。
だから、あの家でのあかりの理解者はいない。
今まで買わなかった物販のグッズも買い、解散コンサートツアーで遠征し、推しのメンカラー一色のコーディネートでツアーファイナルへ行く。
おまけにどこにも居辛くて、なんの生産もしたくない、という気持ちも、完全に、わかります。
😈 彼女にとっての唯一の生きがいは推しである上野真幸を置きかけ、彼を【解釈】することだった。
それは自己確立のようでいて、全く違う行動です。
自分の持つものを切り捨てて何かに注ぎ込み続けるうち、そこに自分の存在価値があるという気がしてくる。
☏ というわけで以上、【感想】宇佐見りん『推し、燃ゆ』熱を持って推している。 一番の推しはの髙橋海人くんなのですが、正直かなり箱推しです。
1のとても丁寧な記事を書いてくださいました。
ただの自己中、自己満だなと。