船客名簿にもないこの二死体は、どこか別の場所から流れて来たものと思えた。

味村刑事：• ＜飢餓海峡 昭和５３年（1978）フジテレビ放映＞ 「飢餓海峡」は昭和３７年１月から約一年間週刊朝日に連載され、最初の映像化は昭和４０年（1965）１月東映でした。

正田和平：• 火は市街に延焼し、結果的に街の大半を焼き尽くす大火となった。

1954年 昭和29年 9月26日、日本を縦断した台風15号のため、青函連絡船洞爺丸が沈没するという大事故が発生しました。

ここで二人は床を共にするのだが、その際に八重が身の上話を始める。

「差別される人間」の生き方として見るとまた違った感想になるかもしれません。

【内田吐夢（うちだとむ、本名：常次郎）】 明治31年（1898）岡山市で菓子屋の息子として生まれる。

内田吐夢監督の代表作『飢餓海峡』（1965年公開）は、黒澤・小津・溝口ら巨匠たちの映画のような独自の美意識を強烈に感じさせるものではありません。

脚本：• アンバランスです。

しかし資金を得て事業を始めれば１０年で成功させ、大金を慈善事業に寄付する人ですから、頭はとてもいいし、元の性質もいい人です。

演出の感じからして、始まりはいわゆる｢神の視点｣で観客には何が起こっているか時系列で解る様に演出されていましたから、質屋から出て来た網走帰りの仮釈放の木島と沼田の二人が放火後の質屋を後にする場面に続き、その二人に｢顔を見られるとヤバい｣からと函館迄の汽車の切符を犬飼に買わせに行かせる場面に繋がり、犬飼は言われるままに躊躇なく買いに行きます。

活力に満ちた若い高倉健はさすがにいいね。